午前中は大丈夫なのだけど、昼下がりになると段々、鬱々としてきて、夕方前になると一気に憂鬱の波にさらわれて、次第にイライラしてくる。
最近の日曜日はいつもこんな感じだ。それで、子供にも若干あたってしまう瞬間があって、更に憂鬱になっていくという負のスパイラル。
なんなんだ。おれが一体何をしたって言うんだ。なんで世界はこんな酷い仕打ちを、こんなに酷い試練をおれに、そして他の大勢の人々にも仕向ける。
一体おれたちが何をしたって言うんだ!!!!
とにかくそうやって主語も大きくなってきて、ついに発狂しそうな寸前の所で、妻が子供達を連れて近所の実家に遊びに行ってくるというので、おれは申し訳ないなと思いながらも一人家で静かに過ごさせてもらうことにした。
みんなが出ていった家は静かで、静かになると今度は寂しくなってきて、さっきは何であんな風に子供にあたってしまったのだろうと思い返して情けなくなってきて、結局、またどんどん憂鬱になっていく。
とにかくこのままではせっかく妻が気を利かせて一人の時間を与えてくれたのだから、もっと有効に使わなければと思って、ちょっと誰だか分からないけど、あまり親しくない人がうちを訪ねてきた時に持ってきてくれたお洒落なおはぎみたいなものの包みを開けて、お洒落なおはぎみたいなものをとりあえずひとつ食べてみた。甘い。
その甘さでほんの少しだけ憂鬱が引いてきたので、今だ!とタイミングを見て布団を敷いて横になった。
なったは良いものの、ほんの少し前まで騒がしかった部屋が急に静かになって、逆に落ち着かない。
動悸がしてくる。眠れない。もう夕方だから、今寝たら夜眠れなくなる。だから眠る必要はない。でも、寝なければこの憂鬱をリセット出来ない気がして、眠らなければと焦る。動悸がしてくる。
落ち着かなければ。こういう時こそ冷静になろう。そうだ、この前、いつだったか、仕事中にカーラジオから流れてきた音楽がとても良くて、急いでアプリを立ち上げて調べたアーティストの楽曲を聴いて心を落ち着かせよう。
Spotifyの有料会員になっておいて良かった。音楽なんて会社からの帰り道、10分くらいの間に聴くくらいで、しかもおれは同じのばかり聴くからSpotifyの有料会員になってる意味があるのかなと最近思っていたのだけど、今日はSpotifyの有料会員になっていて良かったと心から思えた。もう少しSpotifyの有料会員でいよう。
とても良い音楽で、少しずつだけど、心が落ち着いて行くのが分かる。アーティスト名はBialystocksという人たちで、バンド?ユニット?ちょっと詳しくは分からないけど、楽曲は何処か懐かしい感じがして、でも新しさみたいなものもあって、その新旧共存のバランスがちょうど良くて心地良い。
眠れる。眠れる気がする。
音楽流したまま眠れないたちなので、一回再生を止める。
リラックスしかけた心を静まり返った部屋が憂鬱と不安で再び飲み込もうとする。
眠れる!おれ、眠れ!頼む!寝ようぜ!
動悸だ。また動悸が始まった。
そうやって何だかんだやっている内にいつの間にか寝ていたようで、しばらくした後で、玄関の扉が開く音で目が覚めた。子供が走ってきて寝ぼけている体にダイブする。
少しだけスッキリした気がする。憂鬱もほんの少しだけ影を潜めている気がする。
そういう日記を、今、軽く0時過ぎて日付変わっても、案の定眠れない布団の中からお送りしています。
日曜日、憂鬱で眠れない人たちに送ります。ただの日記です

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